バイク乗り、痔の手術をす 前編 [痔の手術]
「日本人の3人に一人は痔持ち」だというのは本当なのでしょうか?
と常々疑問におもっている私です。
※話の内容的にグロイと感じる方もいると思いますので、その際はブラウザを閉じてくださるか
読まないほうが賢明です。ただ痔にお悩みの方はいくらかは参考になるかもしれません。
「痔」
齢50を過ぎておりますので別段恥ずかし事でもありません。
私はこれにもう30年ほど悩まされております。
痔であってもバイクには普通に乗れますし、ロングツーやお泊りツーにも普通に行けます。
その際の難点は「便通に時間がかかる」それくらいです。
ゆえに道の駅などのトイレがたくさんある場所で用を足します。
私の場合、便意があまりなくなってしまった体質なのと基本便秘ぎみなため、
20分ほど要しますがトイレに頑張ってこもれば、排出できることが多いです。
なので、キャンプ中に「便意が我慢できない」となったことは一度もないため
トイレが無いキャンプ場や野営も可能でした。
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症状
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内痔核
肛門ポリープ(今回判明)
裂肛(裂肛が治った跡がポリープになったとの事)
セットです。
排出時に内痔核が飛び出します。裂肛から出血し、トイレが赤く染まります。
普段の生活でも座り仕事をすると、飛び出し、粘液がでたり、出血し、痛みが出ます。
バイクに乗っている間はほぼ出ません。
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手術経験
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ジオン注射
肛門内部直腸壁へ8本注射をうち、血管を収縮させて飛び出す内痔核を出ないようにする施術
日帰り手術です。
1回目は麻酔なしで始められ、あまりの苦痛に途中、血管から麻酔をいれられ寝さされました。
2回目は脊椎に麻酔をいれられ、痛みはありませんでした。ただ麻酔が効きにくい体質なため、
何度か麻酔を追加でうっていただきました。術中、術後も痛みはありませんでした。
残念ながら2度とも2週間ほどで、元通りの症状に戻ってしまい、ジオン注射施術は
自分には効果がないと感じました。ただ元に戻るまでは快便で助かりはしました。
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対策
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肛門にボラギノールのような塗るタイプの薬を塗ったり、内部へ注入します。
痔核が出た場合はこの薬を患部に塗り、押し込みます。
これをすると、通常通り歩けますし、バイクに乗っても大丈夫でした。
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今回の手術の経緯
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DIY作業中に床面が濡れていることがあり、血が結構でておりました。
ズボンも血まみれという・・。裂肛がかなり悪くなっているのかもしれないと感じたためです。
ジオン注射はこりごりなので、今回は痔核を切除していただくことにしました。
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検査
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酷い状態だそうでした。痔核が大きくわけて5か所にあり、裂肛に加え、
肛門ポリープが痔核の上に出来ていました。
これが出血の主な原因だそうで、痛みも併発するとのこと。
ただ、全方位の痔核をすべてとりのぞくと肛門周辺の粘膜を全て切り取る事になり、
その後、悲惨なことになるそうで、大きい2か所切除となりました。
粘膜を全て切ると肛門が収縮してしまい、便がでないことや粘液がでず、出にくくなり
再び痔核が形成されて、前より悪くなることがあるそうです。
※これはDr.や術式によって、判断はかわるかもしれません。
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手術前日
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手術は13時からなので、前夜20時までは食事が許されます。
水は23時まで。
夕食後に強力な下剤を1本、水に溶いて飲み干しました。
0時ごろに便意があり、トイレへ。翌日、病院へ行く前にもトイレへ行っておきました。
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手術
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日帰り手術です。
痔核の切除術
病院へ到着したら、座薬(かんちょう)を入れられ、5分待ち、トイレへ。
術着へ着替え、下半身はすっぽんぽんに。
うつぶせに寝るベッドで下半身側が下側へ折れ曲がり、患部が見やすくなるようです。
浣腸後なので、痔核が飛び出たまま寝転んでいるとDr.の第一声が!!!
「これはひどいなぁ。私が思っていたより酷いわ」
「そりゃあ、注射(ジオン注射施術)では治らんわ」
・・・・・。
いやいや、それは患者にいわないでくれる?今からはじまるんだから・・と思ったとさ。
それを言われてもどうしようもないし、不安になるだけだし。
※検査の際は痔核をだしたまま、してもらったほうが良い気がしました。(自己判断)
以前の2度のジオン施術のときも収縮させた状態でとびでていないまま事前検査だったので
ジオンになったのかもしれませんし。診るDr,の力量による場合もあるでしょうし。
仙骨麻酔
しかし、これが全くと言っていい程、私には効きませんでした。
筋肉は動かせなくなるのですが、痛覚や触覚は残ったままという現象が起きました。
ゆえに「超痛い」
麻酔後も触られているのも普段通りわかりますし、器具を挿入するときなどは叫びたくなるほど痛いし
メスが入るとれると我慢できず、その旨を訴えました。その後も麻酔を増やしましたが仙骨麻酔は効かず!
ずっと痛いと言っていました。痛みで指先が震えるほどでした。
15分経過しても効かないため、「寝かせてほしい」
そう依頼しました。拷問の様でした。
Dr.は「麻酔が効いてから寝かせるから」そういいました。
仙骨麻酔は諦め、局所麻酔をうつそうでした。
歯医者などでおなじみの局所麻酔(患部周辺へ直接麻酔薬を打ち込む)を6本か8本を
肛門周辺に。これが全て針が入る痛みと薬液が入る感覚がわかるので、歯を食いしばっておりました。
その後は術式終了まで寝ておりましたが終わった時、すぐ目がさめて自分で着替えをして
待合室へ移動でした。1時間くらい寝かせてくれるのか?と期待しましたがすぐ帰らねばなりませんでした。
ジオン注射のときは1回目は宿泊し、2回目は半身麻酔に近かったので麻酔が切れまで寝かせてくれました。
診察室で少しの説明を受け、帰宅。(痛みが残っていて、ほとんど内容を覚えていない)スパルタか・・。
切除した痔核を2欠片みせられました。
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帰路
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車内では痛みでまともに座れません。嫁様の運転で帰りました。
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自宅療養
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2日ほど安静にするよう指示されていたので、薬を飲んですぐに寝ました。
ロキソニンとカロナールの併用です。痛みが強いときのみロキソニンを飲むのですが
強いのですぐ飲みました。その後、ベッドで気を失うように寝ました。
患部から出血していたので、生理用のナプキンをパンツの間へはさみました。
寝ている間も血がでますので、これはしたほうがよいです。
抗生剤と便が柔らかくなる薬、痛み止めを処方されます。
食事は消化の良いものをしばらく食べます。おかゆなど。
当日と翌日は大トイレへ行くのはやめておきました。怖いし痛い。
便意をある程度コントロールできるので。長年の痔のたまものというか。
翌々日、お腹もはってきて、こわごわとトイレへ。
超痛いです。そして、血の塊がひとかけらおちただけで、何も出ず。
いや、出ました。大きな痔核が!!!!血も。
これをどうしてよいかわからず、縫っているので縫い目は触らないほうが良いだろうしと
病院へ電話すると「来てください」といわれ、再び病院へ!!!
痔核はDr.が中へいれてくれました。これが痛くて、苦しかったです。
切ったはずのものがでてきたために、判断に悩んだことを伝えると
Dr.から、最初のほうへかいた説明を受けました。
「下側の痔核を切ったが上は残したのでそれが出た」との事。
「しかし、血管は縛ってあるので大丈夫」といわれました。(何が??とおもったり。)
便が出ていない事を伝えると、飲む食事(栄養剤)をだしてくれました。繊維が入っているとか。
リンゴ味で安いリンゴジュースの様に飲めます。白ご飯とはあいません。
「飲む栄養剤 ↑ リンゴフレーバー」
同夜
再びトイレに挑戦。以前使っていた塗る座薬も使ってよいとの事なので。
少しだけ、排出完了。これを出さないと、縫った周辺がかたまってしまい、
便を出して広げないと便が出にくくなるそう。(ネットで読んだ)
血はあまりでませんでした。ただ飛び出た痔核と切除箇所が近いので、それを入れるのを
とても苦労し、痛かったです。パニックになりそうになります。塗り薬が無いと入りません。
現在3日目。
傷みはかなり改善されましたが、トイレへ行くのが怖いのは変わらない。
2度目の便を排出(少ししかだせない)したがやはり痔核がでて、痛みと入れるのに苦労。
これは本当によくなっているのか?そうおもってしまう。仙骨麻酔も効かなかったし、大丈夫か?
2~3週間は苦しみが続くらしい。
月末には車検にバイクに乗らなくてはならない。残り12日で乗れるのか??
無理そうなら、キャンセルして、車検切れ車にするしかない。