人の意見を聞かない者は「頭がかたい」と言われると逆上する [日常]

エリートと言われる方や高学歴の方、そして何らかの形で小さな池であっても


その中で権力を握った方にありがちな事。


 


「自身の意見は言うが他者の意見は聞かない」


 


聞き手は彼らの意見を肯定しなければならない。


決して、否定的な意見や


彼らの頭にない新しい筋道や解釈を述べてはならない。


 


それらを聞かされる前に彼らは他者の話を遮り、


自身が如何に正しいかを語りだす。


それは自身が頭が良い、エリートだと考えているからだ。


それ以下の人間の話など聞く価値もない。


 


そう思っているからこそ、


「他者の話の途中で否定に入る」


 


本当に利口な人間は人の話を遮らないし、どのような話でも最後まで聞き届け


話し手(聞き手)の意見や気持ちを汲み取り、自身の意見を述べる。


 


なぜなら、どこを肯定し、どこを否定するか?話を全て聞かなければ正しい答えは


導かれないし、相手も意見を最後まで聞かれるからこそ、対等な立場で話が出来たのだと


実感し、1人の人格として認められていることを暗に明示される。


 


話を聞かないということは単純に悪い言葉で述べるなら、


相手を馬鹿にしている、一人の人間として人格を認めていないということになる。


 


そして、それが対等な立場の場合、そのような扱いを受けた側はこう思うだろう。


「頭がかたいな・・・」「心が狭いな・・・」


 


地面が水を吸うのは柔らかく、それを吸収する隙間があるからだ。


海が地表に流れた水を全て受け止めるのはその広さゆえだ。


 


心で感じた感情を言葉に現わすと前者が逆上する傾向にある。


自分より格下のものに意見を言われるだけでも面倒なのに


更に自信を否定するような事を後者はいうのか?!!と


散々、後者を否定していたにも関わらず、前者はその行為を「自分は許される」と


考えているか「無意識」(指摘されると無意識だという)に行っている。


 


または自身でも自覚があるのだ「堅く、狭いことに」


それを言い当てられたことに憤慨する。恥ずかしくなるのだろう。


 


しかし、彼らはエリートがゆえに、ご意見を語りたい。下々に自信の尊さを


認めさせたい。それゆえに「話を聞いてほしい」「話を聞け」というスタンスに


なりがちだ。


 


興味のない話を延々聞かされるのは苦痛でしかないのだが彼らはそこに「自身の満足」を


見出してしまう。聞き手の優しさや器、その立ち位置でその話を聞いてもらっていることに


気が付かない。


 


立場が対等な場合なら、尚更、聞く義務などはじめからないのだから。


しかし、そうでなければ「聞かなければならない」「聞いてあげなくてはならない」し


最初に述べた通り、決して、否定してはならない。


 


その結果が「せんせい」などと教師でもないのに呼ばれる政治家や職種として


医者なども「おいしゃさま」と同種となり、もちろん経営者も「しゃちょうさま」などと


聞き続けられた結果、「お殿様」「カミサマ」などという継承で呼ばれることになる。


本来、文体として、おかしな呼ばれ方をするものはそういった意味が存在する。


 


嘲笑と侮蔑を込めて。


 


お気をつけて。


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コメント 4

HIRO

こんにちは。
今日点けてたTV番組で、高齢でウェイトリフティングをされている方が取材されていましたが、孫の様な歳のコーチに言われた事を良く聞いて細かくメモして続けておられました。
そういう姿勢は大事ですよね。

”せんせい”絡みの諺
https://kotobank.jp/word/先生と言われる程の馬鹿でなし-2236223
by HIRO (2021-04-29 20:23) 

bis

HIROさん
本当そうですね。年齢に関係なく、認め合い尊敬しあうことが
大切だと思います。
by bis (2021-05-01 23:01) 

j-taro

それ、うちのもうすぐ退任する取締役ですわ(笑

エラい人なので、意見を聞くような態度だけど、自分の意見で進めるって最初から決めてるしね。だったら聞くなって(笑
by j-taro (2021-05-03 20:24) 

bis

j-taroさん
取締役さんはただ同意して、すごいですね!といってほしいだけです
からね(笑)最初からうなづくだけで良いといってほしいですね
by bis (2021-05-03 21:55)