欠陥住宅DIY <第十六夜> 完結:断熱隙間補修 [DIY]
欠陥住宅のDIY補修も第十六夜となりました。
補修の方は今回で一段落とする予定です。
理由は単純でホームセンターで購入したグラスウールの断熱材が底をついたからです。
追加購入し、夏場に物凄く部屋が暑くなるため、屋根の内側部分へ貼りつけたい気持ちはあるのですが、
どこまでいってもキリがなくなってしまうし、予算も潤沢ではないため、区切りをつけようと思いました。
<ラストは家の北側の屋根裏の確認と補修です。>
家の構造上、南側と北側の間にロフトがあるため、過去に南側への天井点検口をDIYで取り付けたのですが、
北側へそこから回り込み、行くことが出来ませんでした。そこで北側にも点検口を取り付けて、
確認することにしました。
<北側点検口の取り付け>
ビバホームで800円程で45㎝x45㎝の天井点検口が売っておりました。
Amazonのおよそ半額でした。最初からこちらで買えばよかった。
南側と同じように北側のロフトの壁に取り付けます。
石膏ボードを点検口の大きさにボードカッターで手作業で慎重に切り取ります。
実際に点検口をあてて、切り取り位置をマーキングします。
ピッタリの大きさにしないと隙間が空いて冷気の進入路にもなりますので、ジャストフィットを目指します。
強度を保つために、柱は切りたくないので、45㎝の横幅の点検口のアルミを38㎝程に
グラインダーで切り、アルミテープで補強して、再度結合。(本来は溶接したいのですが器具が無いため)
再び壁にはめ込み、微調整します。石膏ボードは削りやすいので加工はしやすいとおもいます。
ただ、切りすぎる、削りすぎると戻れないので慎重にとはそこの事です。
切り取った石膏ボードは点検口の蓋に再利用しますので、壊さず傷つけないようにします。
グラスウールの袋が少し切れましたが気にせず。この部分のグラスウールは切り取り、入り口にしますので。
※ 後は前回の南側と同じなので、端折ります。
ただ、点検口の取り付けが2回目だからか、メーカーが違うからなのか、こちらはとてもうまくできました。
南側は上蓋が取り付けると外れなくなったのですが、北側は蓋を簡単に外せるので、天井裏への侵入も入り口が
広くなるため、入りやすくなり、大助かりでした。
<北側天井裏>
南側よりは仕上げは「まし」でした。作業した大工が違うのかな?と思うほどに。
南側は素人かとおもうほど、本当に酷かったので・・・。
ただ、北側は入ってすぐの場所は高さがあるのですが、画像の向こう側。2F北側奥の部屋の上が狭くて
侵入が難しい状況を確認しました。
作業しやすいようにいりぐちのグラスウールの袋を一旦取り除きます。
理由はココで木材の加工をし、隙間を塞ぐためです。木くずがでますし。シリコンシーラントも塗りたいので。
不思議なものを発見
家を購入したのは2015年以前のはずなのですが、なぜか2015の文字が。西暦ではなく、長さとかなのかな?
配線の穴もそのままなので、ここにはシーラントを流し込み、蓋をします。
こういった穴から壁の中へ空気が出入りしてしまうので、放置はダメです。
南側より少しましですが、やはりここも板が屋根までいたが届いていません。わざと開けているのでしょうか?
ココは木材で塞ぎました。
同様に別の場所も木材を天井裏でノコギリでカットして、取り付けました。
少し隙間が空いた場合はシリコンシーラントを入れ対応。
本当に大工の腕が悪いのか
継ぎ手がずれています。しかしこれは、素人ではどうしようもないので、見ない事に。
これは屋根を支える柱ですが、下側、、、半分以上浮いています。
というか、こんな太い柱は普通切らずに臍を開けたり、組付けをしませんか?憂鬱になってきました。
かといって、私程度ではどうしようもありませんし、どうすればよいかもわかりませんでした。
外部との空気の取り入れ口
ボードへ幅広の穴が空いたままだったので、南側とおなじく、断熱材を入れて、防風テープをはりました。
ただ、北側の壁が木材むき出し・・というのも保温といういみでどうなのか?と感じたので
(空気の取り入れ口なのですが)グラスウールを壁に貼る事にしました。
まずは隙間をコーキングし、飛び出たままの釘を曲げます。グラスウールの袋に穴が空かないように。
その後は壁の大きさに合わせて、グラスウールを切り取り、加工します。
木枠の幅はグラスウールが丁度入る幅なので、本来は入れるはずだったのでは?と
思ってしまうほどのぴったり感。
タッカーで留めて、防風テープを貼りつけます。テープがいくらあっても足りません。
木のボード板も亀裂が入っていたので、シーリング材を気持ちですが流し込んでおきました。
北側の壁にグラスウールをつけると、南側へもつけたくなるもので、南側へ移動して、そちらにも
南の壁にグラスウールを取り付けました。これで夏場は少しマシになるかもと期待。
※ そんなことをしていたので、購入したグラスウールが在庫ぎれとなってしまったのでした。
他にも隙間がそこかしこにあるため、5㎜幅以下の隙間はシリコンシーラントをいれて対応しました。
ちなみにこれは屋根と外壁の間の隙間です。南側も外から光が入ってきていましたが、北側も同じでした。
<東側の部屋の壁の様子>
ここは天井の湿気を抜くための風の通り道。それなのに石膏ボードがむき出しで無防備です。
寒いはずですが、人間が入れる隙間ではない(子供でも厳しい)ので、部屋の内側から
壁を剥がさないとどうにもできません。
本来は外板で塞いで内側に断熱材、その更に内側へ石膏ボードだと思います。
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ローコスト住宅の内側はいかがでしたか?欠陥住宅の見本としては合格点だとおもうのですが・・。
次回からは家を買う際の注意点や欠陥住宅の発見の仕方などを書いていきたいとおもいます。
これから家を買う方には特に同じ思いはしてほしくないので。
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■APPENDIX■
部屋の内側から石膏ボードを剥がしたり、天井をはがせば、より寒さの原因が特定できるのはわかっていますが
今の自分の力量とコストの関係から、それに挑戦する勇気がない。
しかし、10年前の自分に今回やったDIYが出来たのか?というとやはり出来ないし、やろうとも考えないはず。
ということは、数年後には自分は更に高みへ登っているかもしれない?と、未来を夢想するのであった。
バイクの整備も家のDIYも経験を積めば、作業速度も、正確さも綺麗さも変わってきます。
しかし、やらなければ、へたっぴのままです。
ただ、やらないということは失敗をしないという事。
どちらが良いのか?プロにお金を払ってやってもらうほうが良いという意見が大半ですが
自分の経験では
・この欠陥住宅もPROが建てた家
・バイクの整備もPROへ依頼したが修理完了当日、高速道路上で修理箇所が全く修理できていないく
トラブル停止。 のちのセカンドオピニオンで故障原因の特定が間違っていたことが判明した。
そんな事が何度かバイク関連ではありました。
自分で出来るのなら、出来る事は自分でした方が良いという結論に至ったわけです。
自分が載るバイクを適当に整備したりしないし、建てないですが自分が住む家を適当に建てる人もいないでしょ?
という事です。自分の夢話ですが、将来的には田舎に土地を買って、自分で小さな2Kくらいの平屋を建てたいとか
考えるようになりました。テントで寝泊まりして。すごく楽しそうだし。
モノ作りが好きではない人には共感を得られないかもしれませんが。
fin
おつかれさまでした。
by よっすぃ〜と (2024-01-14 22:35)
よっすぃ〜とさん
ありがとうございます。
by bis (2024-01-15 08:20)