上級国民の皆様は当然の事ながら、一般市民の皆様ももうコロナは終わったかのような
春の陽気でなんだか医療従事者の家族の私としてはとても複雑です。
最近のコロナ株は依然と比べて、とても感染力が強く、医療現場では四苦八苦しております。
以前は大丈夫だった対策でも抜けられます。
一度、感染者がでるとまずは院内、まずそのフロアで爆発的に広がります。
それはイコール。家庭にも広がるということです。
自分がマスクをしていても患者さんがしていない場合、感染している事例が多々あります。
患者さんはマスクを止む無く外さなければならない状況があることは想像できると思いますし
外さずに処置は難しい場合も当然多いです。
妻の病院でも厚生労働省の指示で面会も条件付きで先日までOKでしたが
今現在では一切の面会は出来なくなりました。
医療従事者がいくら節制し、気を付けていても面会者がコロナを持ち込むとどうにもなりません。
結果、医療スタッフは人数が激減し業務はひっ迫します。(ニュースなどでは他人事のように話しますが)
言葉にすればそれだけですが、現実はそんなものではありません。
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妻は毎日7時過ぎに家を出て、帰宅は21時過ぎです。14時間働いています。
それだけではなく、家に帰宅してからも仕事をしています。
コロナでスタッフに感染が広がるのでスタッフのシフトを組みなおす。
→感染した、気分が悪いとスタッフから電話やラインが来る。
再び、シフトを組みなおす。しかし、人数が足りなすぎる。
なんとか今いる人数で業務的には不十分だが精いっぱいのシフトがやっと組み終わる。
→再び・・・。
だから、毎日が病院へ行って、家に帰って寝るだけです。
妻の体はとても細くなり、出会った頃の妻よりも痩せているのではないか?と
思うほど、線が細くなってしまいました。
そして、とても疲れやすくなりました。
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影響はそれだけではありません。
患者さんにも大きな影響があります。
スタッフが足りないということは
「通常と同じ看護は受けれない」ということです。
そして、命の灯が消えてしまう患者さんも家族も最後だというのに
会うことも出来ないということです。
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5類になれば対応も変わってくるとおもうのですが
企業や政治家、そして医師会の既得権益の影響かいまだに代わりません。
それなのに、Go toだとかなんとか、、「お前が病院で1日でいいから働いてみろ」と
K政治家に言いたいです。
自分たちがコロナは終息などしていないのに、散々遊び倒して、
感染すれば「助けろ」
なんだそれ?と思わずにおれません。
そして、クレーマーの面会者がごねた結果、面会となるとそれが原因でクラスター発生。
「どうしてくれるねん?面会させろや。」
「このまま4んだらって、どう責任取るねん?」と言ってくる。
お前らみたいな家族だろ?原因 と言いたいだろうに・・。
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残業が多いから給料いいだろ?という心無い人間もいますが
うちの妻は管理職。年俸制。
残業手当などつきません。
花見だ!旅行だ!温泉だ!酒だ!新歓コンパだと自由に騒ぐなら
感染しても病院へ来るなといいたい。家で寝てろと私はいいたい。
痩せこけた妻を見ているとそんな「怒り」に似た感情が湧きだします。
遊ぶのは良い。ずっと我慢もしんどいだろう。
だが、せめて「感染リスクの低い遊び」をしろ・・おもいます。
妻が倒れてしまわないか・・・と本当に心配です。