一晩明けて翌日。


前日にベルハンマーを固着箇所に噴霧して、バイクは天井吊りなので


薬液が重力で流れるように少しバイクを右側に傾けて寝ました。


 


正直、「ほんま、どうしよー!」そんな心境です。


だって、バイクが走れない、、置物と化すかもしれないのだから、超ピンチです。


 


今日は昨日いったように、ヒートガンで固着したカラーを焙るところからスタート。


その前にピボットボルトをレンチでクリクリ、回してより薬剤が浸透するように、、


浸透すればいいなぁ的なことをして。(ん?昨日より軽い気がする)


そして、リアのスタンドを完全撤去して、前後にスイングアームを動かしてみようと


すると動かない。


 


原因はNINJA650はエンジン下部にマフラーがあるのですが、


スイングアームが落ちないのはマフラーにあたって、のかっていたからでした。


それでも少しは動くので前後にくねくねさせてみると、意外と動く。


希望の光が・・・☆



ヒートガンであぶっては少しハンマーでたたくを繰り返していると


微妙に動いている気がした。そう、あれだけびくともしなかったピボットボルトが


少しづつ前進していたのだった。


・・・・・ベルハンマー・・・・・確かに奇跡の潤滑剤だぜ!リピ買い決定!!!


ハンマーでたたける限界点まではそんなに力をいれなくても押し込めました。



そこからはネジ山の頭に延長ソケット棒の先にソケットをつけて叩き込みました。


ベルハンマー効果なのかスムーズといっていいくらいに後半は抜け出てきました。


 



最後は手で引っ張ってはずせました。

 


・・・・・救われた。神様、ありがとう~~(^_-)-☆





続いてカラーも固着してるかと思いましたが右側はするっと抜け、左側は


最初は引っかかていましたが回していると抜けました。



スイングアームのベアリングを確認。状態は良好ようでした。乱暴に抜いたので

心配でしたが。

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ここからは体力勝負。



 


引き抜いたピボットボルトは案の定、所々錆があり、ひっかかりもできていました。


スイングアームから、抜いたカラーも外側だけではなく、内側にも錆がでている始末。


そりゃ、固着したり、ひっかかるはずだ。



気づいたのですが、錆は左側に偏っていました。写真右手のカラーの下の黒い部分は錆です。


NINJA650はサイドスタンドしかないため、駐車時は左側にいつも傾いています。


そのために左に錆が多いのだろうな・・・と。


 


1000番の耐水ペーパーで錆止め剤を水代わりにして、カラーとピボットボルトを


やすり、次は2000番のペーパー。カラーは内側のみ錆が難しいため、600番でけずり、


1000→2000と番手をあげていった。



仕上げはボディ用のコンパウンドで番手をあげていき、仕上げた。


指で触るとひっかかりもなくなり、かなり復活したのではないか?と思いました。


 


スイングアーム内のロッド内の錆もさびどめ剤をぬり、錆を1000番のペーパー、


2000番で仕上げ。研磨剤が残るといけないのでブレーキクリーナーをかけれる場所は


かけて、ふき取り、その後、ウレアグリスを注入したり、塗布した。


 


ベアリング周りも清掃し、狭い場所はベルハンマーを噴霧し、その後はグリスを塗る。


 


手作業でヤスリをかけるのは本当に体力仕事で途中何度か指が攣りました。


出来ればやりたくはないけれど、やれば効果が出る作業なんですよねー。


 


~組付け~


あれだけ固着して抜けなかったピボットボルトですが、メンテ後は嘘のように


手で押せばスルーと入っていきました。これが通常の状態なんでしょうね。


だとすれば、かなり悪い状態だったのが改善できたのでよい新年が迎えられそうです。









リアサスのリンクも清掃し、グリスアップしておきました。


本来はピボットボルトもカラーも新品にすべきでしょうが、年末で入荷が年明けのその先


らしいので、その間バイクが宙づり・・・・それは避けたかったので


今回の処置となりました。


 


しかし、この達成感!たまりまへんな~~(^^


 


・・・・・にしてもベルハンマーGOLD・・・・凄いです。大感謝!


(楽天で買うと1度目は安く買えますのでお勧めです)


 


スイングアームのグリスアップは定期的に行ったほうがやはり良いそうです。グリスが流れると固着したりして


場合によっては切断しなければならなくなります。


 


「あなたのスイングアーム、大丈夫?」