天井の断熱材を補充し、気密欠損を緩和し、屋根の隙間を塞ぐ

前回予告の続きです。


ロフトの壁面へ天井(壁面)点検口を設置しおえたので、2階天井裏の点検に入ります。

Youtubeなどの欠陥住宅によくある事が残念ながら必ずといっていいほどあります。


天井断熱でのあるあるは柱部分や階下への配線のある個所に断熱材が浮いている、

またはそこに大きな隙間がある事。




我が家も例外ではありませんでした。それに加え、グラスウールの長さが足りず、

浴室と同じように壁面のへりまで到達せず、隙間が4㎝程度開いている状態でした。


これでは断熱効果が激減します。


悪い事ばかりではなく、我が家は川沿いの少し高い場所にあるため、谷を抜ける風といえば

わかりやすいとおもうのですが風通しがとてもよいため、カビなどは発生していませんでした。

見える範囲では雨漏りもないようです。(後述しますが我が家はロフトが真ん中にある形状なため

1つの点検口からではロフトが邪魔になり、反対側へ行けず家の半分以上が見えません。)


天井裏へはいって、石膏ボードを踏み抜かない様に3歩歩くとおかしなものを発見します。


千切れた合板です。形状から、天井換気の穴を作る際に切り損ねたものが捨てられていました。


こんな穴さえ、まともに開けれないとは・・きっとこの合板の裏は裂けているんだろうなと

悲しくなりました。


不思議なことに通常見えるはずのものが見えないのが我が家。

正常な施工であれば、壁面の防湿シートが屋根裏まで上がってきているはずなのですが

どれだけ探しても見当たりません。


予定ではその直下へグラスウールの袋の先をタッカーでつけ、気密テープで塞ぎ、


外気が階下へいかないようにするはずだったのですが。


見えないものは仕方ないので(きっとこの天井の下位にあるんだろうと信じるしかない・・)


天井の梁へグラスウールの袋をタッカーで留めていきます。3㎝~5㎝くらい被せる感じで。

そうするとただでさえ壁に届かない短いグラスウールの袋が更に足りなくなりますが

それは先日買った新しいグラスウールを追加することでクリアできるはず。


狭い隙間に体を入れて、天井を踏み抜かない様にタッカー作業。梁の下にもグラスウールを入れます。

今見えるのは嫁様の部屋の天井だけです。家の作り上。嫁様の部屋だけこの冬は暖かくなります。

尽くす旦那ココにあり(なんつって)


再び違和感。


なぜか屋根と梁に合わせ目から光が差し込んでいます。

・・・・。屋根と壁面の合わせ目が密閉されていませんでした。

これは大工の腕が悪いのか養生していないのかわかりません。正常なのかもわかりません。

自分的には「これはダメなんじゃないだろうか?台風などの時に風が屋根をおしあげてしまうのでは?」

そうおもったので、簡易的ですがシーリング材で埋めておくことに。


グラスウール同士の隙間もくっつけて埋めるため、グラスウールが足りなくなりました。

梁と柱や電源の配線の隙間はグラスウールに切れ込みをいれて、柱を通し


ハサミで切ります。


こんな風に柱の大きさ分カットし、グラスウールの間に柱を入れます。


隙間にグラスウールの端材を詰め込み、気密テープで塞ぎます。


こうすることで断熱欠損が緩和されるはずです。


結局、嫁様の部屋のグラスウールを全て整理、補修作業を終えると
幅430ミリ×長さ2740ミリのグラスウールが3枚程足りなくなりました。

それくらい隙間があったということです。


後、気付いたことなんですが、グラスウールの厚みが私が購入したモノより

最初から敷き詰められていたものの方が半分くらい薄いんです。


多分これじゃないかなと思います。※近所のホームセンターでは@zonの価格の3~4分の1程度です。


私のは厚み100㎜なんですが最初からあったものは50㎜くらいしかなく、軽い。


そんなことあるんですかね?グラスウールはそれほど高いものではありません。

14枚で5千円ほどでしたし。それともこれは経年劣化でグラスウールが痩せた?という事なのでしょうか。

実際、最初から敷いてあるグラスウールの袋は触れただけで裂けてしまうほど、劣化してましたし。

電源のライトを優しく置いたらその場所が裂けてしまうくらいです。



全部敷きなおそうか?とおもいましたが今後、現在あるグラスウールの上に追加でのせて

断熱材の厚みを出す方法もあるので、この冬の感じで考えます。追加するのは袋を破いて載せるだけ

なので簡単ですので。



長さが足りない場所は購入したグラスウールをカッターやハサミで適度な大きさに切り取り

天井へ足していきました。ついでに断熱材が足りず木部がむき出しになっている場所や


屋根と軒の間の隙間もコーキング剤で埋めておきました。(グレーに見えるものがそれです)


(光って見えるのはライトが金属ステーに反射しています)



薄い場所にも追加しました。


屋根の形状が変わっているのでロフトの上下の状況はもちろん見ることが出来ません。

見ようと思えば私の部屋がロフトの真下ですので天井を剥がすしかなく、それはしたくありませんし。

壁紙を貼りなおすの面倒ですし、それ以前に石膏ボードを割ってしまう可能性が否めません。



そして、ロフトの先、私の部屋の横の廊下の上や私の部屋の一部の断熱材を触わるには

5歳児がなんとか抜けれるかな?くらいの隙間を入らなければ行けそうもなく、

54歳のじじいが入ることは不可能でした。うーん、欲求不満です。



8畳ある寒い息子の部屋がその先にあるのでそこにももちろんたどり着くことが出来ません。

2階にある3部屋+ロフトのうち2部屋とロフトが見れないという残念な結果に。

これを解決するには天井点検口をもう1つ追加する必要があります。

後、全てを見ようとすると私の部屋と2階の廊下の天井を剥がすしかない。



点検口自体は高いものではないのですが手間と後の養生が・・なんと面倒な設計・・。

床下を仕上げてからこのことは考える事にしました。床下嫌だ病が再発するかもしれませんし(笑



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おまけ

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壁面点検口の入り口を開けた先のグラスウールを少し改良し

木枠付けてその中にグラスウールを固定。持ち手もつけて、外しやすく、はめやすく

断熱もしっかりできるように改良しました。



<注意>


鋭い釘が飛び出したままの場所もあるので天井ではお気をつけてください。

せめて曲げといてほしかったです。