とある日。
青空が相方のお気に入りの篠山産の焼き物(パンを載せる角皿)を落として割ってしまう。
息子の仕事はカウンターキッチンの上へ置かれたお皿をテーブルへ載せることなのだが、
たまには失敗というものをしてしまった結果なので、叱ることもないことなのだけれど、

やはり、妻としては、、、かなりショックな出来事なのであったらしい。

というわけで、あるかどうかもわからないけれど、僕としては
「ならば、いってやろうじゃないか!パパ的に」作戦の開始である。

前日の5月4日に5月5日7時に出発する宣言をした。
(こういうと、大抵は作戦の開始時刻が7時30分または8時になることを見越しての宣言である。)

予定通りというか、まぁそういうことで、出発は8時前であった。 まぁ、そんなことでは腹はすでにたたない。

GW真っ只中なので、この時間。予想通りにいけば8時までは一般道は比較的空いているはずである。
なので、行きは2号線を西へ行き、一気に北上するコースをとった。
作戦は成功し、早朝から渋滞する中国自動車道を横目に軽快に走りぬけることができた。

目的地の陶の郷へは出発から1時間後の9時に着き、開館する10時までにはまだ時間がある。

ゆえに街めぐりをすることにした。天候は晴天。空気もおいしくて、いうことなしである。

歩く道には自然、田んぼが広がっていて、あぜ道にはたんぽぽが咲いていた。

たんぽぽの種を飛ばすのが好きな青空。

こういうところで、本当は成長して欲しいとおもうのは親のエゴだろうか。

のぼり釜

日本最古らしい。坂道を釜がかけあがるように設置されている。

俊彦釜の工房

ここのおばさんはとても親切である上に、白地に薄い青や赤茶の色がついた陶器がすばらしい。
(父の日用にマグカップを相方は陶の郷で購入していた)

田園の真ん中へある大鳥居

遠近感がおかしくなるような山の存在に信仰を感じます。

再びたんぽぽを吹く青空。

陶器美術館のほうで、手作り体験をしていました。

割れた陶器をダンボールのボードへボンドで接着して、絵をつくります。相方は苔玉を作っていました。
楽しかったです(^^)息子そっちのけで(・・;)親も楽しみたいのです!(これ大事)

ココで、問題が発覚した。陶器を買うといきごんでいた相方であったが、財布を免許ごと
忘れたらしい・・・・おいおい、、、貴様!!なにやっとるかー!状態である。
人のことはいえず、、ボクの財布の残金も4000円しかなかった・・・

こんなアクシデントにも慌てず行動するのが指揮官の器というものであった。
すぐに近くのコンビニを検索し、往復30分ほどのタイムロスで我々はこの窮地をだっすることに成功したのであった。
お出かけ前には財布の中身を検証することをお勧めする。

お昼は地元で露天がでていたので、篠山のつけセット

ものほしそーにみる青空・・・。食には本当に貪欲です。おいしかったです。

目的の角皿は陶の郷にはすでになかった。
ここであきらめのつかない相方はボクに工房までいくことを提言したのであった。
決して逆らうことの出来ない下地。もちろん、それに従った。

しかし、そこでも店頭にはすでになく、だが奴はここでも、食い下がったのであった。
店の奥から、「最後の2皿です」と献上させることに成功した相方は満足げであった。

今度は割れてもいいようにと、2皿購入するところが奴のしたたかさを思い知らされるようで阿寒が走ったのは言うまでもない。

はてさて、陶器買いの目的は終了したので、ボクの目的である「小西のパン」の黒豆パンを買いに行くミッションのスタート!