琵琶湖にある山嶺の1つ

蓬莱山へ登ろうというのがはじまり。


<予定>

打見山(琵琶湖テラス)へ登り、そこから山嶺を歩き、蓬莱山へいき、

琵琶湖テラスへ戻り、ゴンドラで戻る


「予定は未定であり決定ではない」


そんな事を昔行っていた塾の先生が言ってたっけ。


琵琶湖バレイのP11駐車場へ停めて、キタダカルートというのを登るのだけど

そこまで車で行くのもつまらないのでNINJAで行くことに。

そのためのGIVI E43のリアボックス。43L も入る大容量のバイク用の箱。


前日の準備で、夫婦のリュックサックが2つとも入る事を確認済み。

箱上には登山用のストックを2本括り付けた。

これも数日前にDIYで加工したE43の上にとりつけたステーとフックのおかげ。

がっちり固定されている。これなら、落ちる事はほぼないはず。


<行程>

自宅はAM 07:00 出発

名神高速で京都東ICまで走り、湖西道路へ合流の予定。

京都市内が近づくにつれ、名神高速は渋滞がはじまり、クラッチを握る左手と

左足がきつい。タンデムなのでバランスが難しく、3倍以上疲れを感じる。


京都東ICで降りて、湖西道路へ合流したのだけどすぐにこちらでも渋滞がはじまる。

いくつかの降り口から出るための渋滞らしく、それを抜けると進みだしてほっとした。

バカみたいな煽り運転する軽に遭遇して辟易しました。ずっと数m後ろで煽り続けたあげく、

無茶苦茶な合流で無理やり追い抜いた後、バイクの目の前、数mに頭をいれてきやがりました。

〇ねばいいのにね。嫁様の命を預かっているのでいつも以上にこちとら安全運転しているのに。


天気は曇り空。そして、目指す蓬莱山の山頂付近はガスで見えなくなっているのが

バイクからでも見て取れた。雨が降らなければよいが・・そう思いつつ、志賀ICで降りて、

5分程で琵琶湖バレイの駐車場へつくはずだった。

到着は9時前だった。


ちなみに琵琶湖へ来たら湖西道路を走るのはもったいないです。

近江舞子を越えたあたりで降りて琵琶湖沿岸の県道を走る方が景色も良くて、

琵琶湖も近く素敵な旅が出来ますよ。湖西道路なら道の駅 妹子の郷 で降りて東へ進むのがお勧め。


知らなかったのだが駐車場入り口のゲートが降りていて、P11まで行けない。料金はバイクは500円です。

開くのは9時だという事で10分程度待っていた。早く家を出すぎないでよかった。

予定では6時過ぎに出るはずだったのだが寝坊してこの時間に。結果オーライだった。


数台の車列の後に続き、P11パーキングへ。

ココへ停めればキタダカコースの入り口が一番近い。琵琶湖テラスへのゴンドラへ乗るなら

もっと上のPへ停めてください。


麓では琵琶湖が良く見えて、写真を数枚撮影。


雨の予感が当たると嫌なので、着ていたバイクジャケットを2着共に箱の中へいれた。

タンデム用のウエストバッグや膝用のプロテクターも入った。買ってよかったよ、E43.


ピンク色の登山カードに記帳して、いざ出陣!!


キタダカ道


予想外に最初は下り坂が続いた。山へ登りに来たのに下るって、、と足場が悪い中

林を抜けると、しばらくすると、結構ハードそうな上り坂へたどり着く。


がんばるか!


最初の打見山は1108mある。1000m越えの山は余り登る事が無いのでペース配分を考えねば。

軽登山しかしない派なので・・年寄りだから。


途中何度も休憩したり、後ろから来た健脚の方々に先に行ってもらう事、数回。

打見山は休憩する平地が天狗杉までないので、タイミングに悩むな~。

嫁様に何度も休憩する?と尋ねるが「大丈夫」「停まると余計に疲れるから」というのですが

その歩行速度は牛歩のごとくゆっくりで、乳酸が溜まっているのが嫌でもわかってしまう。

少し先にいって、追いつくのを待って、進むを繰り返す。


自分はバセドー病なのもあり、心臓を落ち着かせる時間が運動には必要なので(※注意:自己流です)

一緒に行ってあげたいが、休憩なしだと、動悸が収まらないので、「待つ」という選択をとった。


持ってきたミカンやチョコを水分と一緒にとりながら、紅葉のはじまった山を見ながら、

天狗杉まで到着。登っている方々は皆さん、熊鈴をつけていらっしゃったので、次回は

購入して、登山しようと思いました。


天狗杉はやっと休憩できる広いスペースがある。簡易的な丸太をおいてくれているので、

座ることも出来る。テントもはれそうだけど、怒られるよね。


ちなみにほぼ琵琶湖の景色はみえません。背の高い杉林が邪魔をして、景観を隠します。


それでも山頂に近づけば見えるはずなんですが、、ついに霧が立ち込めてきました。

雨に変わらない事とこれ以上霧が濃くなると落下の危険があるので、進めなくなることを危惧していた。


クロトノハゲにつくころには30m先は霧で霞んでいる状態。何とかまだ大丈夫。低山でよかった。


本来はココから琵琶湖が美しい姿を見せるはずなのだけど、霧で全く見えない。残念。


台風被害の後がここにも所々あり、その威力のすさまじさが根っこから倒れた木々をみるとわかる。


ポンポン山でもたくさんの木が倒れていたが異常気象の影響を山に登れば嫌でも感じる。

実はここももう片方のコースは倒木で侵入禁止となっています。


濃くなる霧の中、進むと周りの景色も変わってきて、高い木は無くなります。

水が掘った道の様な落ち込んだ溝の様な道を歩きながら、山頂を目指す。


ゴォォーという音が聞こえてきて、見上げるとゴンドラが目の前を通って行った。

手を振ると子供たちは振りかえしてくれて、元気を少しもらえた。


湧き水で首や顔を濡らして、クールダウンして、山頂まであと少し。

これ以上霧が濃くなる前に登らないと進めなくなってしまう。

足を踏み外すと山腹を転がり落ちるような道を歩きながら、進み続けると


霧の中にゴンドラの駅が見え始めた。打見山のゴールだ。


霧で琵琶湖が全く見えないのは残念だけれど、霧の中の登山を経験するのも

まぁ、良いかなーとおもえた。


[打見山登頂記念]


琵琶湖テラスのベンチでお昼ご飯を食べる。


嫁様が作ってくれたおにぎりと漬物にミカン。登山はやはりおにぎりが一番だ。

山頂の琵琶湖テラスにはオシャレなカフェやキッチンがあるのでそちらもお勧めです。

美味しそうなハンバーガーセットが1600円くらいでありました。


インスタ映えで有名なテラスを見に行こう!ともう霧で危険なため蓬莱山行きをあきらめた

自分たちは琵琶湖テラスを探検です。


アジア系の観光客の方が一眼レフに三脚という形で美人さんを必死に撮影してるのが何組か。

ただ残念ながら、辺り一面真っ白。有名な空の上で写真を撮っている感じの絵はとれそうもありません。

まぁ、それでも、ココまで登ってきた自分たちは登山が目的だったので、楽しいです。


琵琶湖が見えないので撮影してる方も少なかったため、普通にソファーに座ったり、


インスタ風に写真を撮影したりできました。これはこれで良い想い出だよ。


当日の写真↑ インスタなどによくあるFake写真を作ってみました。


晴れていればVersion


下山は危険なのと疲れたのでゴンドラで降りることに。一人1800円x2です。


ゴンドラ内からは高度が下がると琵琶湖が良く見えました。

下からくる人は上がこんな風とは中々想像できないですね。


ゴンドラの出口は駐車場の一番上なので、P11まで歩いて降りなければなりません。

遠いだろうなーと思ってましたが、意外と近くて、助かりました。


帰りのパッキングをして、バイクにまたが・・「うっ!!!!!」


クラッチを踏む側の左ふくらはぎが痙攣しております‥吊りそうです。

来るときに渋滞と登山の疲れで足が限界に(汗


クラッチ切り替えれないとバイクのれないし・・・しかし、コタの散歩時間には帰れなければ・・。

少し柔軟して出発。渋滞してたら、確実につるなぁー・・しかもタンデム。

バランスがきついんだよねー、低速は。


心配しながら、湖西道路へ入りましたが行きとちがって、怖いくらいに車がいない。

名神が近づくとさすがに増えましたがとてもスムーズに合流出来、名神高速も湖西道路の合流で

渋滞があるだろうと考えていたのですがそれもなくて、自宅近くのIC出口までも楽に行けました。

高速降りてからの方がイオン渋滞で混んでいたくらいです。


なんとかふくらはぎはもち、無事帰宅。


走行距離140㎞