嫁様のリクエストで大阪府高槻市にあるポンポン山がある山稜へ行ってまいりました。


アクセス

JR高槻市から市バスへ。原大橋行き と書いている乗り口から乗車し、神峰山口で下車します。

運賃はPITAPAで払えます。210円。


ここでトラブル発生!!


当初の予定コースや現地で向かおうと思っていたコースが倒木などの被害で通行禁止に!!!


写真にとっておき、現地で安全に迎えるコースを進むことに。


そこから、


集落を抜けると舗装路へでますので神峰山寺まで歩きます。


東海自然歩道です。


大きなお寺でトイレやCafeも山門付近へありますので、用事を済ませておきましょう。


神峰山寺は役行者様または役小角様という密教の教祖が御建てになったお寺で、このお方は

神通力で雷を落としたという言い伝えもあるほど、凄いお方で小説などにも時折、拝見いたします。


このお寺は戦神 お釈迦様の四方を守る神様をお祭りしています。

このポンポン山周辺のお寺はだいたいそうかもしれません。

不動明王様や毘沙門天様など。


長い階段が一番奥にありますので頑張って登れば、一帯の景観が良く見えます。


そこで私たちは休憩。体力回復にお茶やお菓子を食べました。


可愛いお守りが販売されていたので、山の安全を祈願して、私は不動明王様、嫁様は毘沙門天様の

イラストの描かれたお守りをリュックにつけて、参拝を終えました。


長い坂の舗装路をひたすら歩き、本山寺を目指します。長い参道の手前に駐車場があったので

ココからスタートすると楽かもしれません。


そこから、本山寺 こちらは毘沙門天様をお参りしております。

少し怖い雰囲気のあるお寺です。悪事を働くと罰が当たりそうです。

手前に私の好きな道祖伸、お狐様の祠があったので、感謝を伝えました。


本山寺の脇から山稜へ入り、やっと山へ来たという感じになります。


ポンポン山縦走コースのはじまりです。

ポンポン山は678mと高くない山なのですが、楽ではありませんでした。

なめてかかると後悔するかもしれません。


山へ入ると、すぐに熊出没注意という看板がありました。

そしてこの看板、ここから何度も見かけます。引き返した方が良いかもしれないと

脳裏に何度もよぎるほどに。秋は食料も多いので大丈夫だろうと前進。


途中、開けた場所があったので、倒木を椅子にして、おにぎりを食べました。


体力ゲージが少し復活します。


天狗杉という枯れた大杉の根元で休憩します。


手前にスズメバチ注意の警告があり、嫁様に熊にあった際、スズメバチに遭遇した際の

注意事項をくどいほど伝えます。どちらもパニックになると命とりですから。


都会のすぐそばとは思えないほどの山深い山稜をひたすら歩き、やっとポンポン山山頂です。


山頂は整備されていて、ベンチやテーブルまでありました。


テーブルでコーヒーを沸かして、おやつを食べて、休憩。


ココで事件発生!!嫁様が帰りのバスの終バス時間を1時間間違えていたことが発覚。

最終バスは15時15分 現在14時15分 山ップでの下山時間は80分

到底間に合わない・・・。下りを急ぐと怪我をするので、それも考えたくはないが


嫁様は責任を感じているのか急ごうとするのをたしなめる。下山ルートでは倒木がぎりぎり斜面で踏ん張って

何とか通れるという道が何か所もありました。


山頂から下山がはじまりすぐに引き返すかどうかの選択を迫られる。

引き返すと日暮れになるかもしれない・・山の夜は早い。


原因はスズメバチだった。

看板には「この先、スズメバチによる数件の被害が出ています。」


だが引き返す選択は出来なかった。真っ暗な山稜は危険すぎる。

嫁様にスズメバチにあった際の注意を再度教えて、紐がかかった先をくぐり進むことに。

無謀だとおもうかもしれないが、実はこの先から来たと思われる何組かの登山者と

ここまでにすれ違っている。もし、スズメバチが現存しているなら、何らかの警告を

受けたはずだし、反対方向から人がくるはずもない。


気休めだとわかっているがそうでも思わないと足が進まない。


歩いているうちに日暮れが迫っているわけではないが、当たりが暗くなりはじめる。

山の影に入ると、この時間はそうなってしまう。


そして、スズメバチに襲われたと思われる現場を通る。

真新しい帽子が2つ。タオルが1枚、道端に落ちていた。

こんなものを捨てていくわけがないので、たぶんここだろう・・と静かに足音を立てず、慎重に進んだ。


嫁様に休憩をすべきだと進言したが、嫁様は「大丈夫」と却下する。

どう考えても80分の道程を60分未満では山になれていない体力も無い人間には無理なのだが

足を止めようとしない。出来る事は足元の危険を知らせたり、会話で気を紛らわせるくらいだった。


なんとか、安全だと思われるエリアまで抜けると民家があった。

ほっと一息、舗装路に入った。それもつかの間、ものすごい折り返しの急な峠道が出現。

どうやら、善峰寺の領域らしい。


時計はバスの最終時間を過ぎた。もうゆっくり行こう。と嫁様をなだめる。

過ぎたことは仕方ないのだから。


バス停まで降りると、再確認。やはり終わっていた。田舎の最終は早いなーと談笑。


ただ、こうやって、逃してしまう人が多いのか、タクシーの張り紙が2社分。

最寄りの駅までの料金まで書いてある。


しかし、助かった!嫁様にもやっと笑顔が戻る。


バス停の近くにはトイレや自販機まであり、至れり尽くせり。

同類が多いのだろう。


タクシーは20分程で来るらしい。それも予想の3倍速予告時間で驚いた。

JR向日町まで2700円らしいのだが自分たちはJR長岡京駅までお願いした。3100円だった。

予定では距離が短いので安くなるはずだったのだけど、計算外。


だけど、タクシーの運転手さんの観光案内がすごくわかりやすくて、

今度は長岡京へ遊びに来ようと嫁様と決めたほどだった。長岡京を選んでよかった。

長岡京の駅前でとても美味しそうなお肉を食べれるお店も見つけたし。


JRに乗って、帰宅。


色々ありましたがツーリングと同じで無事に帰る事が大切。

終わってみると楽しい想い出となり、次回、どの山へ行こうかと

嫁様は帰宅後に本を広げていました。