いよいよ九州とも今日でお別れ。

そして、別れの涙の様に、朝から雨が降っている。


こういう時、テント泊だと、撤収するにも濡れるし、テントも濡れたままの収納になるしで、

困ったことになるのだが、ライダーハウスだとそれを考えなくて良いだけでも幸いだ。


小雨になってから、出発しよう。


そう思って、片づけをしていると、終わるころには小雨になっていた。

ラフロの合羽出陣!荷物をくぐりつけ、そういえば、このMotoFizzのキャンプバッグは

15年くらい使っているが、雨用のカバーを出すのは久しぶりの事だなとおもった。


最近のはバッグ自体が防水になっているものも多くて、羨ましいが使い勝手や丈夫さでは

何の不満もないので、気に入っている。


銀マットが雨カバーの計算に入っていないらしく、どう考えても全部がカバーの下へ入らない。

ゆえに、きちんと締めれないので、飛んでいかないか不安だ。濡れる分には多少は良いのだけど。


本日の目的地はサンフラワーのフェリーが停泊する

・志布志港(鹿児島)




出発:6時50分

到着:12時10分(ターミナル着)ー15時15分(都井岬、食事から帰還)

目的地:志布志フェリーターミナル

走行距離:308㎞(都井岬経由含む)

船賃:サンフラワー 志布志ー大阪 プライベートベッド バイク750㏄以下 18960円


道は晴れていればツーリングにはもってこいの良い道だったはずだったがあいにくの雨。

しかし、前を走る車にもほぼ合わず、快適に走れたことが良かった点でもあり。


・道の駅 子守歌の里 五木



ここでエネルギー補給。


朝食のパンを買い忘れたので、栗まんじゅうを2個と紅茶を飲んだ。美味い!そして温もる!

饅頭は出来立てで雨に濡れた体には温かく、ホットミルクティと相まって、疲れが取れていった。


本来は空軍基地を見たりしながら、宮崎方面から行く予定だったが、雨なので、直行してから

考えることにした。阿蘇を抜けると、少し渋滞にはまったが、その後は軽快に走れた。

最後は無料の高速が志布志まであるらしく、予定時間よりもかなり早くついてしまった。


フェリー乗り場へ到着すると、雨カバーの一部が裂けていた。


15年ものだし、劣化してる上に、半端なかけ方だったので高速の風には勝てなかったのだろう。

それは仕方ないとして、飛んでいかないように、荷くぐりベルトを上からかけたりして、工夫。


7年くらい前の嫁の両親との家族旅行でいけなくて、残念な思いをした場所が志布志付近にはある。

桜島と都井岬。


火山に関しては雲仙へいったので、野生馬がいるという都井岬へ向かうことにした。

距離もそう遠くはなく、Google先生が言うには往復しても2時間かからないくらいだ。

食事したとしても、フェリーの受付時間前には戻れそう。


都井岬までは少し街中を走るがその後は快適。ただ、最後の峠道は濡れた木の葉が多くて、

気を付けなければいけなかった。

ゲートがあり、バイクは100円の入場料を支払う。


岬の突端の方に施設があるらしく、向かう途中で野生馬を遠くに1頭見かけた。

幸先良いなーとおもったが写真を撮らなかった。この先にまだ馬はいると思ったので、そして突端へ到着。


しかし、あったのは道路に散らばる大量の馬の糞だけ。

さすがに雨なので、馬も林へ避難しているのか、今日は餌付けをしていないからか、

1頭もいなかった。残念。あの時、写真を撮影しておけばよかった。


そう思いながら、Uターンして、馬を探しつつゆっくり走っていると


見つけた!!!!


遠くの丘の中腹に馬の親子が牧草を食べているのが見えた。撮影チャンス!!


バイクを路肩へ停めて、ワクワクしながら撮影した。もう少し近くで見たいが

さすがに雨でバイクシューズであの丘は登れそうもない。


とりあえず、目的達成♪


食事へ向かうことに。雨も本降りではなく、小雨が続く感じで助かったし。


・道の駅 くしま


ここで海鮮丼を食べた。タレを6種類から選べて、味へんして、食べることが出来る。

この旅、初めてにして、最後の海鮮丼。1200円くらいだったかな?

美味しかった。


志布志港へ戻ると、本日乗船のライダーが何組かバイク用のパーキングへきだした。


受付まではまだ時間があったので、船内で食べる軽食を買っておいた。パン2つとカフェオレ。

申し訳ないが船の食事が美味しかったことがないので、毎回、食料を持ち込むようにしている。


16時から受付が始まり、コロナ対策の消毒と検温に長い列ができた。

これはもう30分くらい遅く来た方がスムーズにいけるなーと感じた。

実際、30分後には行列は無くなっていたから。


バイク乗り場へ戻ると、駐車係の叔父さんが準備しておいてくれとみんなへ告げていた。

しかし、撮影に忙しい方々が多くて、乗車して待ってるのは自分だけだった。

叔父さんはそれを見てくれていたのか、最初に私をフェリーへ通してくれた。ありがとう。


フェリーの6階がプライベートベッドの部屋。


少し奮発して、雑魚寝ではなく、ベッド付きにしたのが正解だった。TVも各ベッドにあり、映画も見れた。

濡れた衣服も干せたし、いうことなしだ。早速、シャワーを浴びにいき、着替えた。


志布志港路はとても揺れるのを以前に経験済みだったので、購入したパンを1つ

湾内にいるうちに食べておいた。案の定、外洋にでると、揺れが凄くて、

もう映画をみるどころではなく、寝るしかなくなった。


疲れていたのか、すぐに眠れて、気が付けば、翌日の深夜だった。

新造船の志布志港路のサンフラワーはとても綺麗で清潔。


そして、空気を循環するシステムがあり、15分ごとに空気が入れ替わるらしく、

フェリーのこもった空気を吸う事もなく、お勧めできるルートだと思います。

酔い止めは飲んだ方が良いとは思います。自分は飲まなかったけど、よく眠れるらしいので。


後は、大阪湾まで一直線だ。