欠陥住宅DIY <第十三夜> 玄関の床に穴を開ける [DIY]
住宅にとって、気密をとる事は重要ですが湿気対策も重要なファクター。
玄関の床に通じる外壁にあった通気パッキンを全て気密仕様に変更したために
床下の湿気の逃げ道が無くなってしまいました。
高気密住宅の場合、湿気の抜け道が玄関床に据え付けされたスリット溝が設置されていたりと
対策がされていますがDIYでは自らが対策をせねばなりません。
床板が腐ってしまうと困るので。
<対策>
室内側になる玄関の床に穴を開けて、室内空間へ湿気を逃がす。
<工事計画>
そうはいっても素人なので、プロのように綺麗には出来ません。道具もありませんし。
というわけで、玄関の気流止めをしていた際に発見した目立たない場所。
下駄箱の底から床板へ穴を開けて、床下空間とつなげます。
下駄箱の下の化粧巾木の裏は空洞になっており、そこに玄関の床板が露出しています。
下駄箱の底面の下に位置するため、普段は見えません。
というわけでざっくり作業。
<DIY開始>
綺麗に仕上げるには下駄箱の底板を外して作業し、終わったら戻すのが最適解なのですが
どうやっても外れませんでした・・・・据え付け型の下駄箱全てを外さないと取れなさそうなつくりなので
諦めて、手荒に行く事に。
下駄箱の床面を丸のこでカットします。当初は小さくカットしていたのですが電動工具が入らないため
もう、作業しやすい大きさへ大胆にカット。どうせ、下駄箱内は誰も気を付けて見る事もないですし。
使用した工具は丸のこ、ジグソー、OLFAの手ノコ、位置決めに電動ドリルで穴を開けておきました。
適当に開けると、やはりガタガタになってしまいました・・・うーん、、失策。
しかし、施工位置が良く見えるので作業はしやすくなったので結果的にはオッケイかもしれません。
ハイコーキの電動ドリルで下穴を開けて、徐々にドリルの刃を大きくしていきます。
途中、木くずがつまって、ドリルが動かなくなるので、マイナスドライバでほじったり、電動空気入れを使い、
マイナスでほじって、詰まった木くずをほぐします。
手動でエアを吹き込み、木くずを排出。
穴が深くなるとエアが届かないので、電動空気入れのホースを底まで突っ込んで、木くずを排出させました。
繰り返し排出して、作業を繰り返します。
※ ちなみにですが14.4Vのハイコーキのインパクトドライバではパワーが足りず、
ドリルが回らなくなりましたのでMAKITAの有線の100Vのインパクトドリルに
途中で刃を付け替えて作業しました。
木くずをとるのに一番役立ったのはマキタのインパクトドリルのコンクリート用の長い刃。
木くずを下から上へと運んでくれて、大変助かりました。ただ、、穴は全くあけれませんでしたが・・。
中古の100円の刃だからか、先が丸いんですよね・・。
軽く見ていたのですが、穴の深さは100㎜程度にもなりました。玄関は分厚い合板が貼られており、
エクステンションを使わなければ、穴あけの長さが足りないほどでした。
当初は5か所の穴を開ける予定でしたが、3か所でも充分風が抜けるので湿気も排出できるだろうと
作業終了することに。
必要ありませんが当初はめ込もうと思っていたカバーをテープでくっつけておきます。
普段は絶対にみえない場所なので、溝を掘ってまで着ける必要ないかなーと。
靴箱の底面の切り抜いた場所は薄いベニヤ板を木工ボンドで貼りつけて、誤魔化しました。
色を塗ろうかと思ったのですが、
靴箱の板を載せれば全く見えないので、そのままにしました。白いBOXの下あたりに作業箇所があります。
<完成>
外観は穴を開けたことは全くわかりません。
靴箱や玄関巾木の傷は愛犬コタローが削ったものです。グレーの床面はコタローが滑らない様に昔、施工したもの
にしても、気密をとったはずなのに、風が流れる・・・どこかに穴が存在するのでしょうか?
それとも気圧の差で空気が引っ張られただけなのか?
次は洗面所の壁に浴室下とつなげる穴を開けます。そこは化粧カバーをきっちりつける予定。