欠陥住宅DIY <第十ニ夜+1> コンセント裏配線の火災注意喚起 [DIY]
前回、コンセントからのすきま風を対策しました。
結局、家の中の9割のコンセントを外し、対策しました。
残り1割は冷蔵庫裏と食器棚裏(両方、作業できない位置にある)と
各部屋のエアコンのコンセント裏(手を当てても風が出てこないため、様子見)のみです。
そこで特にローコスト住宅の方に注意喚起したいとおもい、第十二夜におまけとして
今回は追加投稿しました。ローコストではなく、高価な住宅も作業する電工職人の品質で
同じような状況になっていることもあるかと思いますので、確認をお勧めします。
<内容>銅線の差し込み施工不良
コンセント裏の100V配線の銅線部分が露出していた。我が家では約半数のコンセントでコレがありました。
酷い箇所では8本の配線の内、6本の銅線が見えていました。
青は正常、赤は施工ミス
これが何が危険なのか?
そんな場所触る事がないから関係ない?
気密の悪い住宅は風が家の中の隙間を抜けます。風は埃や塵を運びます。
それが風の出口のコンセント裏へ長い年月をかけて、溜まっていくのです。
埃が溜まっています。赤い丸の箇所は銅線が見えてしまっています。
<注意喚起>
銅線のプラス側とマイナス側(アース含む)へたまった埃がかぶってしまうと、
もちろん通電します。
通電すれば、溜まったほこりに引火してしまう可能性があり、
火災となります。
埃でなくても、虫が感電して、躯になった場合も同じことが起こる可能性があります。
埃を綺麗に掃除して、押し込めば奥まで入っていきます。硬い場合はペンチなどで挟んで被覆に傷がつかないよう
気をつけながら押し込みましょう。
中には5㎜程も飛び出したままの箇所もありました。
それほど、被覆で隠さなければならないのが100Vの銅線です。
本来のきちんとした施工なら、差し込むコンセントBOXに応じて、決まった長さを
被覆から剥き、銅線をだし、それを差込口へ押し込みます。
奥まできちんと押し込めば、銅線部分が見える事はありませんし、埃が溜まったとしても
引火の可能性も格段に低くなります。
⊕ドライバーだけで簡単に外すことは出来ますので、1か所だけでも見てみる事をお勧めしたいです。
何も悪い事をしていないのに、一部の悪質な職人のために、大切な家が燃えてしまうなんて、
理不尽すぎますから。
今回施工したPanaの気密カバーは埃を防ぐ効果もありますので、ある意味、保険にもなりました。
パナソニック(Panasonic) 埋込防気カバー 2連接穴用
これは正方形な感じのもの。4つの差し込み口とかアンテナジャックが付いているもの用。
一般的なSWは
パナソニック(Panasonic) 埋込防気カバー 1連用 3個セット
1か所10分程で施工できるとおもいますので、万が一に備え、年末の大掃除のついでにでもどうぞ。
※作業する場合は、ブレーカーを落としてからを推奨します。
寝ている間に火事になっちゃたりしたら、コタもこまるワン。・・・zzz・・・