欠陥住宅DIY <第十夜> 1F床下 断熱/気密作業完了(仮) [DIY]
最初に言える事は、
「気密テープは思ったよりも使用するので最初に多めに頼んだ方が良い。」
です。
もう5回くらい小口で追加注文しております。@zonの配達員さんには申し訳ない。
本来あってはならない気密(0mm)をとらなければならない断熱材と大引や外壁との隙間が
いい加減な工務店ですと、20㎜くらいの隙間が普通にあります。
我が家の様なローコスト住宅の方で床冷えを感じる方は確認推奨します。
隙間なく施工されていなければならない場所が・・寒いはずです。大きな隙間から冷気が床面へ伝わります。
本格的に冷える前に床下作業を終えたかったので、傷だらけになりながらも
老体にムチ打ち、完了いたしました。
我が家はローコストなうえに狭いので25坪ほどの敷地です。そこに駐車場もあります。
そんな敷地の1F床下を気密するだけで気密テープ(20m)を7巻程度使用しました。
他の部位にも使用するので10巻きくらい注文しておけば、安心でしょう。
こういった電気配線の床上への導入部分も気密処理されていない場所なので注意が必要です。
<理由としては>
・発泡ウレタンスプレーは断熱としては良いかもしれませんが何せ汚くなります。
膨らみ方の調整はほぼ困難ですので、
隙間ができて、気密欠損になっていたりもします。
処置箇所は当然なのですが、床面に垂れますし、膨らみ、くっつきます。
作業着にも関係ない場所にもつきます。一度つくと取るのはとても苦労します。
室内のカーテンに缶スプレーがあたり、「カーテンについてる・・」と嫁様に叱られたりもしますので。
↓
・ゆえにスタイロフォームの切り張り+ALL4角気密テープで処理しました。
断熱としては少し劣るかもしれませんが気密がとれればOK
<方法としては>
まず、床下の掃除です。大きなゴミは箒と塵取り。その後、掃除機で埃を吸っておくと
その後がとても楽になります。
私は当初、大まかな掃除はしたのですが掃除機を使っていませんでした。
どうなったかというと、作業を続けるうちに肺が痛くなり、現在でも痛みがあります。
何時間も埃の巣窟である床下に入っていると知らないうちに吸い込み、自身がろ過機となってしまいます。
掃除機(ダイソン)を使って、作業を再開した後は症状が徐々に緩和し、作業中もせき込むことが
なくなりました。床下から上を見て作業するので、埃や虫の糞や死骸が風化したものなど、
粉となって降り注ぎます。マスクもした方が良いですが、地下のような狭い空間に長時間いると
息苦しく感じ、外してしまいます。健康に気を付ける意味でも掃除機の使用をお勧めします。
(ダイソンで掃除するとフィルターがつまって、すぐに吸わなくなります。それくらい埃が凄いという事かと)
スタイロフォームを事前に2㎜~5㎜程の間で細長く切っておきます。
(太さのバリエーションを作っておく,少数ですが最大で20㎜)
これは隙間の分だけ必要ですので我が家では大量に作っておく必要がありました。
(我が家の地下室の不要な箇所のスタイロフォームを流用しておりますので厚みが25㎜と薄いものです。)
OLFAのカッターとSK11の100㎝物差しが大活躍しました。
それを袋にいれて床下へ潜り、断熱材(スタイロフォーム)の隙間に合わせて、差し込んでいきます。
出来ればきつめのものが良く、指で押し込めば少し潰れて入っていきます。(※注:繰り返すと爪が割れます)
柱や壁との接合部の隙間にはシリコンシーラントを使い埋めておきます。
最後に気密テープで大引と接する全ての接触面に蓋をします。我が家は根太はありませんが
スタイロフォーム同士の継ぎ目がありますのでそこにも気密テープを貼ります。
(根太があるお宅は同様に処理します。)
大きな穴は発泡ウレタンを吹き付け、膨らんだ後、確認します。
場合によっては隙間があったりしますので、そこには追加でスプレーを噴くか
スタイロフォームなどを詰めて、気密テープで処理したりします。テープ処理の必要がない場所は
気密テープは貼りません。(自己判断)
それを繰り返し、1F床下全てのスタイロフォームの気密をとって完了となります。
スタイロフォームが床面から離れて落ちてきている場所は木材を打ち、押し上げておきました。
この場所は洗濯パンの下なのですがスタイロフォームをひどく割ってそのままにされており、
面での支えを失い、落ちくぼんでいました。
釘もまともにうてない工務店の図
たぶん、これは大引と床板を固定するためのくぎ打ち機によるものでしょう。(天井はもっと酷い手抜き工事の有様です)
スタイロフォームの隙間や取り付け金具のゆがみなど、作業の雑さが目立ちすぎな場所ですね。
我が家はこういった打ち損じが多数あります。通常はこうならないよう、墨を記したりして、
何処に木材があるかわかるようにして作業するとおもうのですが、大工としての腕が素人以下だとおもいます。
管理者(棟梁)が監督/確認義務を果たしていなかったのかもしれませんね。
もう、しばらくは床下へ潜りたくはありません。週末から寒いですし、きっと、もう潜れないでしょう。
次回からは1F天井と2F天井の断熱気密を確認しつつ、改善する予定です。
まずは洗面所の寒さ対策です。