地元の消防団を退団することになりましたの巻 [日常]

4年前くらいから、地元の消防団の活動をしていたのですがこの度、来年3月で退団することになりました。


退団理由は

・市からの消防団員の基本給与を協力金という名目で全額、分団長に渡さなければならない

・協力金を消防団員の懇親、奉仕活動(飲み会・レクリエーション・弁当代・水代・団長の交通費・豪華旅行etc)

  に使うというが使用用途の真意・善悪が不明

・ここ2年のコロナ下で集会が開けないため、協力金は余っており、プールされているが毎年集金額は変わらない

・これに対して異を唱え、協力金は支払わないと言ったたため、「団員としての継続は認められない」となり

 来年度で退団ということに。


その際、飲み会や豪華な旅行に使うのなら、満額給与を強制徴収する理由にならないといったところ

団員の懇親は大事なんやと回答

→A.忘年会、新年会、宴会の際、毎回集めるのが大変やから、一律で集めてるんやとのこと


→それなら「その際に参加者で集金すればよい」というとA.の回答にループする

 弁当や水も同じ。


→年2回の忘年会で2万5千円(一般団員の年間報酬)もかかるのはおかしいというと、

 他にも経費がかかると回答。決算書はだしているというが、そんなものはどうとでもなるでしょう?と思う


消防団には市から機材などの経費は支給される。本当に少ないが運営費も支給

 公にはされていないが所属する自治会から数十万の協力金も毎年振り込まれる。

 それ以外の収入として団員の給与を団が搾取しているのだ。


正直、何がどうして、団員から搾取するほどお金が不足しているのか理解に苦しむ。

不足しているなら宴会やら豪華旅行やら、行ってる場合ではないとおもうが

懇親費」という謎の経費を潤すためだけに徴収が行われているのが現実だ。


ちなみに私の所属する分団は30人以上いるので少なくとも75万は毎年プールされる。

私の分隊の総人数は5人程度しかいない。しかし書類上は7人以上いるらしい、幽霊隊員含む。


そして、驚くことに入団時に念書を書かされる

・消防団員としての年報酬を団に全額寄付する というものだ。

これにサインしないと入団が認められない。

※この時点で法に抵触している可能性があり、消防の規定にも反している


自分の場合、お世話になっている近所の方の紹介だったので、断るに断れず止む無くサインするに至った。


個人報酬を団が吸い上げることは禁止されている行為です。


昔、個人報酬は団にまとめて振り込まれていたがその使用用途が不明で

ついには表面化、問題となり、給与が個人へ一切還元、支払わないために、

個人の口座への入金へと国が変更した。


→するとどうなるかというと

郵便局で受取用の口座をつくり、「判子と通帳を団に預けろ」と言われます。

※犯罪ですよね?これは・・


さすがに私は「それは出来ない」といい、断り、お金だけを渡していました。

誰が他人に通帳とハンコを無条件で渡すというのだろう?

しかし、実際は渡している団員がほとんどで村づきあいの恐ろしさがわかる、断れないのだ。



ここ2年のコロナで訓練も出来ず、集会もない。

それなのに、


「なぜ通年と同じように全額徴収するのか?」


話を聞くと、協力金は余っており、プールされているという。

そして、何に使うのかというと、昨年、私の分隊ではない同じ分団の隊が

豪華北海道旅行へ行った」コロナ下真っただ中で20人以上で。


呆れた。ちなみに行ったのは分団長という偉い人の分隊だ。


そんなもののためにお金を渡したくない。

悪に協力している気分になるからだ。正しくないし、

「懇親目的ならそんな豪華旅行でなくても良いのではないか?」とも言った。

「そんなことをしているから、給与を満額徴収しなければならないのではないか?」


それを伝えると・・


「懇親は大事なんや」

別に懇親なら近くの温泉でもいいのでは?というと


「水と油やな、何言うても平行線や」と返ってくる


・・・・・・。要は話し合う気がないのだなとおもった。

お互いの妥協点、改善案を探る気がないのだ。「水と油」「平行線」この言葉を使うということはと悟る。


あげくに

「そんなお金お金いうてな、わしらボランティアでやっとるようなもんや。

お金のことなんか考えたこともないわ」と返ってきた。


・・・・・・。


ボランティアはプール金で旅行に行ったりしないし、飲み会や宴会を開いたりしない。

それはボランティアとは言わない・・・。だがこの人にはそうなのだろう。


確かに平行線だと感じたが、そういって、議論を放棄する人材には私はなりたくないという思いがある。

こちらから妥協案をいくつか出すのだが一切分隊長は妥協などする気配がなかった。


そして、違法なことをしているという認識も悪意も反省も全くない

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例を挙げると

ゴミを道に捨てることが悪いことだと教えられていない人に

ゴミを捨ててはいけませんと注意しても、何が悪いのか理解できないし

逆に何もしてないのになぜ責められないといけないのか?と理不尽に感じられて

いくら言っても伝わらない。


ゴミを道に捨てることが悪いことだと教育されていないのだから。

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そんな感じなのだが、もめたいわけではないし、個人としては優しく魅力のある人なので

今後も仲良くしたい気持ちが私にはあった。。


それだけに残念だった。かたまってしまった感性は年を取れば取るほど、かえがたいものだ。

他人で年下の人間からならばなおさらに。善悪の境界を私程度に諭されても納得出来ないのだろう。


結局、この方の顔を立てるということで、今年の分は満額、協力金として支払うことに。(村社会)

来年度も支払えと言われたので、こういうと守銭奴扱いされた。


「借りている消防の服をクリーニングしてお返しするので、その分は差っ引いて返しますね」


なんと言われたかというと、

「世話になった人に借りた服を綺麗にするのに金をもらって、クリーニングするのか?」


・・・・・。


金をもらって?


この方がいうには私が支払う私が働いていただいた給与から善意で寄付する協力金は「自分たちのお金」

それを使って、クリーニングするというのか?ということらしい。


呆れた。


自分たちが酒を飲み、温泉につかり、コンパニオンを呼び、カラオケに行く。それに湯水のように

協力金を使うのに、消防団の備品である制服を自分の給与でクリーニングして返すというと

守銭奴扱い。


これにはさすがにカチンときた。


考え方が古すぎるし、自分本位すぎる。

こういう場合、何を言っても短時間では何も動かない。かといって長期スパンで出来る事でもない。


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私は言った。

消防団の活動はしていきたい。

分隊のみなさんもいい人たちで好きだ。

協力金を支払わなくてよいなら続けていきたい。


で、回答

今後、協力金(という名目の強制給与搾取にお金)を支払わないというなら

消防団は抜けてもらう。続けてもらうことは出来ない。


そうなったのだ。


総務省がいくら消防団員を増やせと言っても

こんなことが日常的に行われているのに増えるわけがない。


そして、今日も闇に葬られる。

消防本部も本当はわかっているのに変える気もない。


なぜなら、昔からそうしてきたからだ。


恐竜は滅びるのだ。

変化しないものは衰退する。

変化を恐れるものは適応能力が低い。


こんなことで若い世代が消防団へ入ろうとおもうのだろうか?

念書を書く時点で引くと思う・・・近所づきあいが村社会でないなら,なおさらに。


通帳渡せと平気で言うのが有り得ない・・し。


というわけで残念な報告でした。


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ちなみになんとか続ける道はないかとこうも提案した、
・プール金を消防遺児の基金に寄付するとかしないのか?寄付するとかなら納得して今後も支払います。
・今年はお金が余ったので団員へ返します。共済金とかはそういう風な仕組みですがどうですか?
・コロナ下でプール金もあるし、使用する機会も少ないので本年度は協力金を集めない
そういうのならば、納得するし、正しく使われているとおもいますし、今後も支払います。
そう言ったが・・・。そういったのだが。

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PS:ネットで調べるとブラック消防団というのにBINGOしていました(^^;
私がプリントアウトしてもっていた違法だという記事と書類は

受け取りもせず、一読もせず、持って帰れと言われました。


ちょっとショック。結構好きなんだけどな、、この人と・・・尾を引いた。

他の事はすごく親切でみんなが面倒がることも引き受けて、偉いなーとおもっていたのだけに。

1個くらい悪いところはあるよね、人間だしとおもいたいが悲しかった。

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