SHOEI GT-AIR 2 の欠点を改良する(ヘルメット) [バイク]
ツアラーにとっての装備としてヘルメットはとても大切ですよね。
人間の頭はとても重いわりに首が細くて、大きなGや連続する負荷には耐えるのが得意ではない
構造になっています。
バイクに乗るということはこの両方の負荷を首にかけることになります。
そして、ただでさえ重い頭に重いヘルメットを載せてしまうと更に負荷は増してしまい、
楽しいはずのツーリングは苦行へと変わってしまう。
なんて経験ありませんか?個人差はあるとおもいますが私は首の構造が奇形で俗にいう
ストレートネックというものらしいです(嫁様曰く)
→負荷に弱い構造なので、よく首が痛くなり、肩こりがひどくなったり、頭痛を引き起こします。
それでもバイクに乗りたい・・・じゃあヘルメットを良いものにすればいいじゃない?
少しでも負荷を減らせれば。
というわけで貧乏ライダーの私にはひどく贅沢なヘルメットを嫁様がくれたわけです。
バイクの価格の実に8分の1というお値段。(私のNINJA650は中古で40万だったので)

SHOEI GT-AIR 2
実は嫁様が買ってくれる前にオークションで中古のGT-AIR(初期型)を買っていたのです。
その静粛性には驚いていたのですが首の紐が当時評判の悪いバックルになっていて、
苦しかったのでそういうのを話していると嫁様は中古のヘルメットは良くないといって、
改良されたバックルのついた現在の2号機をプレゼントしてくれた経緯があります。
Gt-AIR 1の不満はバックルだけだったのですが2は2で問題点がいくつかありました。
~1.静穏性の減衰~ と→後付けインカムが浮いてしまう
最初に感じたのは静粛性の変化。
正直、オークションで買った1のほうが圧倒的に静かでした。
理由はわかりませんが外見では形状とギミックのせいなのかな?と思っています。
2で搭載された特定のインカムだけをヘルメットに内蔵できる機構があり

形が若干後ろに大きくなってる気がします。あと両横の突起(インカムのスピーカーユニットをつける)が
増えています。内部構造も少し違うのかもしれません。ゆえに余計な空気な流れができているのかも。
そして、この突起が後付けの社外インカムを付ける際、障害となり、インカムの台座がこのユニットの上に
載る形になり若干、浮く、そして、その分、横にでっぱって、かっこ悪くなってしまうのです。
~2.内装の不具合~
頬骨の横のチークパッドの付き方なのか形状なのか、メガネをかけるとちゃんと耳までツルが届きません。

浮いてしまう感じです。頬骨のパッドとヘルメットの外装のメガネスリットではない接続の際にできる
細い隙間へ眼鏡の蔓がはまってしまい、度があわなくて、目の感覚がおかしくなってしまう現象が。
~3.ヘルメットロック用リングの場所~
ヘルメットロックへかけるためのあご紐に付属するリングの位置が短すぎるうえ、リングも小さくて
ひっかけにくくて、毎回イライラします。タンデムで行った際などは特に苦労します。

ディスってばかりとおもわれるかとおもいますが、今回は改善がテーマなので。
実際は良い点のほうが多くツアラーにとっては良いヘルメットです。
で、今回はこの3点の改善レビューです。
~1~の対策。
静穏性に関してはどうしようもないので、妥協しかありませんでした。
しかし、インカム用スピーカーユニットの突起に関しては何とかなりそう。

指定のインカムを買えば解決なのですがとても高価で買うことなどできませんので改造します。
私が買った中華インカムが8台くらいは買える金額ですから。
ユニットは良く調べるとプラスチック部分がスライド式のひっかけになっていて、蓋が外れます。


しかし、ユニットの台座がポッコリ残るのでやはり邪魔です。
台座横のヘルメットの隙間を見るとプラスネジ3点で留まっているのが見えます。

その3つのねじを外せば台座が外れる仕組みです。

2つはすぐとれるのですが3つ目は工夫して取ってみてください(^^;)私は90度先が曲がった
⊕ドライバーで取りました。すると結構フラットに近い形になるので、

社外インカムをつけてもそんなに違和感がなくなります。(自己満足ですけどね)
反対側もはずしました。

ゴムを切ってはりつけました。熱での曲げ加工が面倒でしたがきれいに出来た方だと思います。
~2~の対策
メガネがのつるがヘルメットをかぶってない状態とおなじように顔にフィットしないと
運転も危険なので、顔の位置にくるようにまずはチークパッドを外して、
中のスポンジをだし、引っかかる箇所を削ります。
しかし削りすぎるとがばがばになるか、余計に風を吸い込むのでうるさくなります。
気を付けてください。私は何度か削っては被りをくりかえし、削る位置をマジックでかいて、行いました。
それだけでは解決しないのがツルがヘルメットの隙間へ落ち込むことです。
削った位置をすり抜けて隙間におちるので対策します。

・・・・黒いホットボンドでチークパッドのメガネスリットの箇所とヘルメットに固定されている
インナーをくっつけました。これで隙間に落ち込むことがなくなりましたし、メガネの位置もばっちりです。
そんなものを付けると後が大変と思われるでしょうがホットボンドは熱で溶けるので
結構、きれいにはがせます。熱いですけどね。あと、インナーもボンドも黒いのであまりわからない・・
というメリットも。
~3~の対策
ホームセンターでワイヤーを買ってきて、以前のっていたER-6fのヘルメットロックと同じものを
作りました。6fはシート下に細いワイヤーが両サイド入っていて、それをリングにひっかけて
シート下の突起へワイヤーをひっかけて固定するものでした。

NINJA650のリアシートは別体式で二人乗りの椅子だけ外れます。なので、キャンプバッグなどを
つけていないかぎり、そんなに面倒でもないし、ワイヤーのほうが長いのでつけやすいです。
通常の後付けのヘルメットロックも使えるようにしていますがメインキーとは鍵が別なのでメンドクサイです。
・・・とかいいながら、シート外すのも面倒なのでタンデムのときだけ、ワイヤーを使うのかもしれません(^^;

ただ、この後付けのヘルメットロックはスペアキーがついていなかったので旅先だと不安なんですよね。
しかし、ロングツーだとリアにキャンプバック乗ってるし、、ワイヤー出せないし、、本末転倒です。

で、考えたのがワイヤーをヘルメットへ先に通しておいて、後付けのヘルメットロックへつければ
ヘルメットを固定しやすいのでは?という発想。結構、うまくいったので、次からはそうします。
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冒頭に悪い点ばかりを上げたので良い点も追記しておきます。
高速走行の楽さ。四国最西端の岬から7時間以上かけて大阪まで400㎞以上を一気に帰りましたが
つかれはそんなにありませんでした。ロングツーリングには最適です。
ただ走行中に横を向くと結構、風をもらうので多分、インカム収納BOXの分、後ろに長くなったから?
高速などではお気をつけて。
サンバイザーの出し入れがしやすい。夕刻などまぶしい時間帯にすっと出せて、すっと戻せます。
結構助かりますよ。
内装がサラサラで夏場でも冬場でも大丈夫です。
SHOEIの良いヘルメットは内装に良いものを使っているのか自分は内装が決めてといっても
言い過ぎではないほど、SHOEIの内装が好きです。
購入時、その軽さから他メーカーのカーボンヘルメットなど数種かぶりましたが
内装が肌にあいませんでした。自分の皮膚にはSHOEI様しかありませんという感じ。
バックルが面倒ではない。ヘルメットの装着時にかチャッとつけれるので楽です。
でも、苦手な人は苦手かも。自分も別に紐でもよかったです。紐の方は苦しくありません。
1よりは2は改良はされましたが。
確かに内装はSHOEIが良いというのは判ります。
以前はSHOEIを利用していたのですが2017年からOGKKabuto
を使っていますが内装以外は良いメットですよ(笑)
それと眼鏡はつるが、ほぼ真っすぐなスポーツタイプのフレーム
だと使いやすいですし去年から遠近両用レンズにしたのでナビや
メーターも見えやすくなりました(^^♪
by ごろすけ (2022-02-04 18:40)
ごろすけさん
ヘルメットを買い替えようと思ったとき、Kabutoにしようと
実はおもっていましたが嫁様の愛で現在のものへなりました(^^
遠近両用は嫁様が使っているのですがうまく使えないといつも
メガネを外して近くをみているのをみてるのでちょと怖いですねー。
by bis (2022-02-04 23:11)