「夢物語」 [自分印象空間]

最近、「銀の匙」というアニメが関西では深夜枠ではじまったのですが
それを見て、自分はとても素敵なきもちになれることを相方に話しても
なんら感慨をもってくれないというか、、、ならばっ!となぜにそう思うかの内的宇宙をまとめてみたりも。

さて、この「銀の匙」ですがどういうお話かというと、進学校に通っていた主人公が
寮があるという理由で大蝦夷農業高校(エゾノー)に入学しことからはじまる
農業と酪農青春グラフティというお話で。
詳しくはこちらで。

タイトルとどういう関係があるのかというと、実は私、高校の進路指導で担任にこういったことを
おもいだしまして・・・。

「動物園で働くにはどうしたら良いですか?」

結果はというと鼻で笑われて、まさに失笑という感じでおしまいでした。なんといわれたも思い出せません。
今ならば真面目に考えた結果、自分が出した結論だったので、真面目に答えてほしかったのですが。

まぁ、普通科高校に通っていたので、土台無理だったのでしょうが、 農業大学って、道もあったのでは??
などとおもいつつ、仕方ないので担任に、ではデザイン系とコンピュータ系の専門学校のパンフをお願い
したのであった・・・意志が弱い。

好きなことを仕事にしたかったのですね。ただそれだけの理由。

そして、専門学校へ行きたいと数年ぶりかとおもうほどに父と久しぶりに会話した結果は

「しらん」(知らない、関係ないの意)と

一言いわれ、ボクは当時の親友と放浪のたびにでる19歳(高校は卒業している)の梅雨なのであった(笑

なんといいつつも
「夢」について、もっと若い世代、中学くらいから、しっかり考えるような教育が必要なんじゃないかな?
とおもったりしています。

小学校の卒業文集などの「将来の夢」になんて書いたのか?なんてこっぱずかしことを
聞かれたことはありませんか?

自分は恥ずかしげもなくこう答えていました。
「ボクはムツゴロウ王国で働きたいです」

なぜこんなことをおもうようになったのかというと、小学校の4年間だったかな。
毎朝、生徒の誰よりも早く学校(当番の日)へきて、アヒル、にわとり、雉、うさぎ、孔雀の小屋の清掃から
餌作りを続けていたのも大きな要因だとおもいます。

ボクは飼育委員だったんです。動物が大好きでした。

用務員室で、おじさんがひよこの卵を孵化させるのをみたり、世話をしていた孔雀が死んでしまい
その翼を1羽もらい、みんなで穴をほって、校庭の端へ埋葬したり、
アヒルの卵は水っぽく、双子が多くて、まずい。孔雀の卵は大きくて、食べると味は鶏とおなじだったり
雉の卵は今まで食べたどの卵よりおいしい!なんて経験もしました。

息子にも是非、この経験を「毎日、動物の世話をする」ということを体験させてあげたかったのですが
昨今の小学校には飼育小屋って無いんですよね。一部の保護者の訴えで汚いとか病気がとか埃がと
なくされてしまったそうです。

ボクからすれば人間のほうが余程汚い動物なんですけどね。
自分たちが虐げている動物と同じだというのを忘れがちな猿なのに、笑ってしまいます。

飼育委員は無理なので、我が家の「コタロー」の世話をさせようかとおもっているんですが
4歳にしてまだ100cmない我が息子が18kgある犬を散歩させれる日はいつなんだろうか・・・。
餌だけはもっていかせるようにしているんですけどね。

 

ボクは人間よりも鳥や犬や猫のほうが大好きです。どちらかというと人嫌いです。
それはやはり幼い頃からの両親との関係が奥深い傷になっているんじゃないかなぁと
今ではおもいます。何を考えているかわからない、会話することもない両親。

それよりも純粋な嘘をつかない動物たちへ心が向くのはすごく自然なことだったのでしょう。

 

「夢」について、他人と話すのはもとより、家族と話すことはちょっと照れくさいことではありますが
是非、子供たちとは話すことをお勧めします。

 

「聞く力」という本もありましたが、人は話を聞いてもらえると、勇気が湧くのだそうです。
親としては子供の夢がどんなものであっても、人に迷惑をかけないものであれば
応援してあげたいですしね。

頭から否定などせずに、どうやったらそれが叶うか話し合うほうがきっと前向きです。
その結果がどうあれ、それは自分自身が選んだ道なのだから。

自分が選べはそれは親へ他人のせいには出来ないことなのだということを
息子には少し早いかもしれませんが教えてはいます。

そう、今の僕自身の立場も自分が選択した結果なのだから・・。
誰のせいにも出来ないのです。


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よっすぃ〜と

当時兄がフリーターで頼りにならなかったので、親の面倒を見る為と思って、手に職を付けられるよう工業高校に進んだのですが、結局小さい頃からの夢だった「絵を描くこと」があきらめきれずデザイン学校へと進み、ゲーム業界で絵を描く仕事をさせてもらうことができました。
でも、ある意味夢が叶っちゃった後は、やりたいこと…というよりはできることが無くなっちゃったので困っています(^^;
叶えられない夢を持っている方が幸せなのかも?
by よっすぃ〜と (2013-07-29 22:59) 

bis

よっすぃ~とさん
偶然ですねー。私も放浪のたびの後、絵を描くのが好きだったので
自分が描いたスケッチと漫画の原稿を持って、ゲーム会社へ面接へ
いき、採用され、デザイン担当ということで1年ほど働きました。

しかし内実はデバッグとドットヌケの確認の毎日で、視力が0.8から0.3まで
落ちてしまったので、退職しという過去が(^^;)14インチモニタを10cmの距離で背景やキャラのドットヌケをチェックしていたツケですね~。
by bis (2013-07-30 12:07) 

月光14th

実は、私、美大からスカウトが来るほどの腕前でしたが(自慢)五教科の方が、飯が食えると考え、即効振りました(⌒▽⌒)アハハ!
最近、油絵で再び入選しました。
道を間違えたような気がします(爆)
by 月光14th (2013-08-05 20:58) 

bis

月光さん
それはすごいですねー。なんにせよ結果が評価されることはすばらしいですね
おめでとうございます!
道は迷ってこそ道なのかも?w
by bis (2013-08-06 01:35)