ちょっとスピリチュアルなお話~その5~ [自分印象空間]

先日、誕生日を迎えまして、ろうそくなぞを吹き消しまして、ついに44歳になってしまいました。
44マグナム・・・・なんてオヤジギャグをいってもいい歳ですね(笑

なので、今回は自分のことをちらりほらり。

~声が聞こえる~
それは小学校3年生のころでした。 うちの父は昔ながらの一家の主的な人で、
口癖は、、「誰が家長か?--*」でした。(ソレくらいしか覚えていない自分でスイマセン)

ゆえに今思えばかなり身勝手な人でした。(故人の悪口のようですが、事実なのでそうでもないかも)
私と妹にはその父によって、3人の母親が存在したりしました。実母・義母・義母な感じ。

なぜこの話が関係あるのかというと、「負」の感情は「負」(または怪異)を呼ぶのではないか? と
おもったからです。

父が若い女性を囲い始めたのはいつからなのかは知りませんが、ある日、突然、
実家から10分ほどの距離に家を一軒購入しました。家があるのにです。
家は裕福ではなく、どちらかといえば貧乏でした。

理由は今思えば、単純なわがままです。実家に愛人を据え置き、
祖母と母と私を新居へ追いやるためでした。妹はなつかせるために残されました。

それが小学校3年生のときです。

私は2階の西側の一室をあたられ、母は階段をはさんで東の部屋。祖母は1階の東の部屋でした。
毎夜、母は泣いていました。「あの女、あの女、、、ころしてやる」と泣きながらつぶやく声が
壁の向こう、階段のむこうから聞こえてきたものです。

母にすれば当然の想いだったでしょう。父は船乗りだったので、私が小学校1年生になるまで
半年に1回ほどしか、家に帰ってきませんでした。
その間の少なくとも私が生まれてから6年間、生まれる前の年月は両親と話した記憶が
ほとんどないのでわかりません。

ずっと母は義母と私と妹の面倒を一人でみてきました。

そして、船をおりた父が地元で働きだし、やっと家族でと思ったのも束の間、たった数年で浮気
、、いや若い娘に本気なのですから。

~声が聞こえる~
それはいつの日からか、はじまりました。
夜ねようとすると壁の中から、声が聞こえるのです。
母の声ではありません。

複数の声、ささやき声のような、つぶやき声のような、ワサワサとしたものでした。
小さな小人が数人で話しているような、、
壁のむこうは階段なので、誰かいるということはありえませんし、
小学校3年生の私には人とは思えませんでした。

独りで布団をかぶり、ぶるぶると震える日がどれほど続いたのか、半年だったか1年だったか
なぜだか覚えていません。4年生のときの記憶もあるので、それ以上かもしれません。
布団の中で知る限りのあらゆる神様に助けを求めました。それが日課になりました。

不思議と母の部屋へ逃げ込むことは一切考えなかったのです。

いくらお祈りしても声はやむことはありませんでしたが、きがつけば眠っていました。

彼らは何のためにきたのか、私に何を言いたかったのか、それともただ「道」がそこにできてしまったのか
それはわかりません。「道」というのは霊的なもののとおり道のことです。
お稲荷さんや地神様の小さな鳥居のような感じ。あれは通り道を指しているもの(案内)が多々あります。

そして、不思議なことが続きます。

~カナシバリ~
よくあるカナシバリにあいはじめたのもこのころです。怖くて、何も見えないように、聞こえないように
早くカナシバリが解ける様にと神様の名前をマシンガンのように祈ってました。
一晩に何度もきました。来るときは予兆があるのでわかるんです。
「ああ、くるな、、きた」・・みたいな感じです。

~見える~
布団の中でぎゅっと目をつむっているのに、向こう側が見えるのです。
布団の中がみえてしまうのです。毛布が、布団の柄が、、これは44歳になった今でも時折あります。
あのころほどはっきりはしていませんが。いまのところ布団の中でお化けはみていません。
慣れてしまったのか、これには今は恐怖はさほど感じません。

・・・つづく

え?続かなくてもいいって??もう1回でシリーズ完結です。 (たぶん)


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lucky13

その手の会話
我が母親方の家系が霊感強く、実家に帰ると
そんな話が普通の会話です
慣れると怖い話も恐くなくなってしまいます
金縛りの話、くるのは事前にわかりますね
あっ、「今夜はくる」予感がしますね

by lucky13 (2013-05-19 07:59) 

bis

lucky13さん
そうなんですよねー、カナシバリも大人になるにつれ、
「ああ、またか」的なものはあったのですが、やはり
へんなものは見えないでほしいとおもってました(--;

くる予感というかほぼ確実なものなんですが、そういうのは場所とか
でもあって、「ここはヤバイ」っていうのと同じなのかもですね。
by bis (2013-05-19 10:46)