想い出バイク回想④ ～Yamaha Rennaisa～

36歳の冬だったかは忘れたけれど・・・。

突然、中型自動二輪免許を取りに行った。

教習所でのバイクはCB400だった。それまで原付しか乗っていないボクには
とっても重かった印象がある。恐々通っていた教習所も、日がたつにつれ
楽しみで仕方なくなった。

そして、どのバイクを買うかを悩みだした。維持費を考慮して、やっぱり車検がないのが
いいなぁと思って、候補にあがったのは・・・・

SUZUKI　VOLTYにHONDA GB２５０クラブマンだった。
カフェレーサーがほしかったボクは悩みに悩み、色んなサイトを見に行った。
ある日、ヤフオクをみていると、変わったバイクを発見した。

そう、それが、YAMAHA Rennaisa　だった。

オレンジイエローのイタリアンな香りのするカフェレーサーだ！！

購入価格は12万8千円（もちろんヤフオクの個人購入だ）
当初からオイルポンプのトラブルに泣き、電装系のトラブルも多々ありつつも
今ではなんのトラブルも発生せず、元気に走れる状態になった。

マシンに名前を初めてつけたのもルネッサが最初だった。
名前はルネ吉。本当に、かわいいやつだ。

西は広島、東は伊豆半島まで行った。250のカフェレーサーにしては少し大きく
見えるらしく、他の2機種とは大きく違う。こいつにしてよかったとおもった。
パワーは28馬力くらい。Vツインエンジンの鼓動は気持ちよい。
そこそこ速いし、安定していると思う。燃費もとっても親思い。30kmとかいくし。

ルネ吉に出会ったから、バイクを通じて、色んな人と出会えた。

20代から70代のおじいちゃんまで、様々な人たちと一緒に走ることが出来た。

ツーリングチームにも入れた。ソロで走る楽しみ、みんなで走るマスツーと
バイクってとても楽しいと心に羽が生えた気分を味わえた。

雷雨の中、今の嫁様に逢いに、高速を大阪から静岡まで行った無茶もやった。

それはルネ吉がいてくれたからこそだ。いつも聞こえてた。

「ボクの背中に乗りなよ」

ありがとうルネ吉。

そして、ボクはルネ吉を降りた。大型免許を取ってから、半年後のことだった。
ルネ吉には1年半乗ったことになる・・・が今でも時々乗ってます(笑

そんな相棒は我が嫁様の愛機となり、やはりルネ吉と呼ばれている。
嫁様と一緒に九州までフェリーに乗って一緒に行くこともした。

これからもよろしくね！ルネ吉